CASE 01

しろばんばの里公園(旧営林署跡地)

元々は伊豆森林管理署だった場所で、社宅や駐車場、テニスコートなどがありましたが、解体工事をして3年程度空き地状態になっていたところ、地域の方々の要望で公園にする計画が始まりました。

完成までのストーリー

施工開始 〜 2ヶ月目

土工事を開始する為に、まずはICT技術を使用して測量し、3Dデータを作成しました。施工開始前から敷地内に井戸が二つあることは分かっていましたが、作業中にもう一つの井戸が出てきてびっくり!さらに、水道だと思っていた部分からお湯が…。なんと温泉でした!今後何かに活用出来るように、温泉管の周りを整える作業が追加されました。

3ヶ月 〜 4ヶ月目

土工事は写真のように重機数台が入れる広さだったので、造成はスムーズに進みましたが、ここの歩道はほぼ曲線の為、直線に比べて丁張り作業が特に大変でした。冬場の作業で気温が低く、コンクリートが固まりづらいので養生にも手間がかかりました。

また、元々あった古い間知石を再利用したいという依頼があったので、40キロ近い検知石約200個の置き場を確保したり、使用する場所まで運ぶのも一苦労でした。

5ヶ月 〜 7ヶ月目

いよいよ芝張り!の前に、もう少し準備が必要です。表面が砕石やただの土だと芝生の育ちが悪いので、余分な草の根っこや石など邪魔になるものを全て拾い集めました。地道な作業ですが、表面をなるべく均一にする為には重要なポイントです!

そして芝を張っていきますが、それで終わりではありません。張った後に目土という砂を芝生に馴染ませる作業が必要になります。ここまで来ると大きい重機が入れないので全て手作業になり、一番時間がかかった工程でした。

最終段階で、地域の皆さんと一緒に芝張りをするイベントを開催しました。イベントの様子は「地域とともに」ページを是非ご覧ください!

完 成

使用されず放置されていた空き地が、芝生の緑が美しい公園へと生まれ変わりました。想定外の事が起きたり、重機が使用出来ず大変なことも多かったですが、その分完成後の達成感は大きかったです。今後、地域の皆さんの憩いの場、交流の場となれば嬉しい限りです!